なごや文化情報　財団法人名古屋市文化振興事団
　Ｎｏ．４６　表紙

今井瑾郎
　

野外彫刻は多数の人々と接点をもつ。観者は彫刻との関係のなかでそれぞれの観念と対話をし、新たな体験をとおしてもう一つの風景を形成していく。その時、作品は私と離れ、歴史の航海に旅立っていく。私はその状況を静かにみつめている。

　野外彫刻は多数の人々と接点をもつ。観者は彫刻との関係のなかでそれぞれの観念と対話をし、新たな体験をとおしてもう一つの風景を形成していく。その時、作品は私と離れ、歴史の航海に旅立っていく。私はその状況を静かにみつめている。








なごや文化情報　財団法人名古屋市文化振興事団
　Ｎｏ．４６　表紙

今井瑾郎


円のような形状は、何かに集約していくための最後の砦なのか、あるいはそこから拡散しようとしているのか、いずれにしてもすべては虚構である。ただ、イマージュを母体としてその界隈に偏在する豊饒な意味論が重要なのかもしれない。